きみの静脈変よ、誕生日みたい
平岡直子『Ladies and』
人間の脈はふたつ。動脈と静脈。そのうちどちらが誕生日っぽいだろう。
理科の教科書をひらけば、だいたい動脈は赤色、静脈は青色で描かれている。酸素が多い動脈血と、全身をめぐって酸素が減った静脈血を対比するためであろう。
そもそも「変よ」と断言できる「静脈」はどんな静脈なのだろう。この句を目の前にすると、つい静脈と誕生日の距離について考えてしまうけれど、実は考えるべきは「変」と「誕生日」との関係なのかもしれない。
SENRYU REVIEW
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平岡直子『Ladies and』
人間の脈はふたつ。動脈と静脈。そのうちどちらが誕生日っぽいだろう。
理科の教科書をひらけば、だいたい動脈は赤色、静脈は青色で描かれている。酸素が多い動脈血と、全身をめぐって酸素が減った静脈血を対比するためであろう。
そもそも「変よ」と断言できる「静脈」はどんな静脈なのだろう。この句を目の前にすると、つい静脈と誕生日の距離について考えてしまうけれど、実は考えるべきは「変」と「誕生日」との関係なのかもしれない。